鬼滅の刃の構想の生まれた場所!

考察

週刊少年ジャンプ(集英社)に2016年から連載中(2020年24号で終了)の『鬼滅の刃(きめつのやいば)-吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)』は、テレビアニメから火がついて、2019年『オリコン年間コミックランキング』では期間内の売上が1205.8万部を記録し第1位になったほどの大人気漫画!!

今では多くの鬼滅ファンが、漫画やアニメなどにゆかりのある場所を訪れ聖地巡礼を行っています。テレビ、新聞、ネットなどに聖地と呼ばれる場所の情報がたくさん出てきました。

そんな様々な情報の中から筆者が、最も共通点が多く、納得できる、そして「鬼滅の刃」の構想が生まれた場所ではないか?と思える場所を紹介したいと思います。

それは、大分県別府市かまど地獄

※2016(2017)年 当時のかまど地獄(引用)

何故か?それはどこよりも多く、物語を構成するのに参考になる共通点がココにあるからです。ひとつひとつ見ていきます。

⑴かまど
当然ながら竈門 炭治郎(かまど たんじろう)、竈門 禰豆子(かまど ねずこ)の苗字のかまど。

⑵竈門
かまど地獄の名前は古来、八幡竈門神社の大祭に地獄の噴気でご飯を炊いていた事が由来である。この八幡竈門神社には日に弱い鬼の伝承があり、これはココかまど地獄の鬼の事。

別府市野田 (羽室御霊社)に竈門(氏)の苗字の墓地もある。かまど地獄からすぐ近く。

⑶炭治郎のキャライメージは狸
劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編が公開されればこのシーンがまた思い出されるだろうが、ワニ先生(伊之助の夢での)の炭治郎のキャラの構想イメージはポン治郎=たぬき。その理由はこれだろう!!

写真下はかまど地獄のロゴのイメージキャラの狸。

さらに炭治郎は竹細工も上手いという設定。竹の籠をすぐに編み上げてしまう(第1巻参考)。竹工芸は別府市の伝統工芸。

⑷藤の花(絶対的に重要要素!)
かまど地獄の2丁目の鬼の像の左横には漫画の重要なポイントになる藤の花がある。※ここの藤の花は5〜6月にかけて咲く

※かまど地獄公式SNS(引用)

追記2020.4.12:
藤の花の重要性については作者 吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)先生が本名 後藤○○○なんて名前で家紋に藤の花が使われているのでは?
ネット上では「ごとうけ(家)のはるこよ」(ごとうげこよはる)というアナグラムの本名だとも噂されている。

実際に作中にも「藤の家紋」が何度か出てくる。だから重要視されている?とまで考察できる。「隠しの後藤さん」というキャラもいます。後藤という名前を隠している?

追記2021.1.15:
作者 吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)先生が大分県(別府)出身?の根拠『かぼす』。

単行本18巻の172Pのキメツ学園で不死川 玄弥が『1年かぼす組』と紹介されており、「かぼす」は大分県が全国の97%を占める主産地(続いて愛媛、宮崎)であり、クラス設定でかぼすを使うのは大分県民としか考えられない!

⑸かまど鬼 対 鬼(鬼退治)

❶かまどの名前の鬼
炭治郎も鬼舞辻 無惨との戦いで鬼(鬼化)になりかけた。禰豆子→鬼。

❷かまど鬼 と 鬼の戦い(鬼退治)
鬼滅の刃のキャッチコピーは『日本一慈(やさ)しい鬼退治』

追記2020.4.14:
その前には数十年(日本では30〜50年)に一度しか花をさかせない「アオノリュウゼツラン」という珍しい植物があり、2017年に花を咲かせたと地元新聞の記事にあった。
もしかすると「青の竜舌蘭」が「青い彼岸花」のヒントかも?日本ではリュウゼツランあるいはアガベの両方で呼ばれることが多い。日本では30〜50年で開花する。100年に一度開花すると誤認されたことから、世紀の植物という別名もある。リュウゼツランは以前(昔)は、研究者によってはヒガンバナ科に分類されていた(wikipediaより)
昔はアオノヒガンバナと呼ばれていた(思われていた)のかもしれない。

※2017.7.29かまど地獄公式より

※別府には、鬼でなければ作る事が出来ないと言われる「鬼の岩屋古墳」という古墳もある。

⑹龍
炭治郎が技(生々流転)をくり出す時の龍 アニメの水龍

⑺龍の下の謎の刃 日輪刀
龍の口元(上の画像)には謎の刃がある。

⑻「温泉」のある刀鍛冶の里、「鉄」の名前の付く刀鍛冶が作る刀は「日輪刀」
鬼滅の刃の刀鍛冶の里には温泉があり、鉄の付く名前の刀鍛冶の存在しており、彼らが作る刀は「日輪刀」なのです!鉄地河原鉄珍(刀鍛冶の里の長)・鉄穴森 鋼蔵・小鉄・鉄井戸・鉄谷・鉄導寺・鉄本中・鉄尾・鉄池 他
まさに鉄+輪+温泉=鉄輪温泉❗️

刀鍛冶の「火男-ひょっとこ」をあえて漢字で書いて火男火売神社を想像。
※神社に関しては次の項目に記載

⑼連載前の検討タイトルが裏付け!!
原作漫画の第1巻のおまけページで連載前に検討され、没になったタイトルが紹介されており、そのタイトルには「鬼狩りカグツチ」や「炭のカグツチ」というカグツチ(火の神様)を入れたタイトルがあります。

火の神様=カグツチを祀っている神社で日本で一番有名なのは、鉄輪温泉の隣の地区、火売(ほのめ)地区にある「火男火売神社(ほのおほのめじんじゃ)」です。しかも火男と書いて「ひょっとこ」とも読みます。刀鍛冶がひょっとこの面を着けて背中に「火男」と書いた羽織(上写真)を着ている事とも全てが繋がっています!!

⑽天狗面
かまど地獄には2ヶ所入口がありました。下(海側)が正面入口で上(山側)にもう1つ入口があるのです。上入口の門には、かまど地獄のオーナーに代々伝わってきたという古い天狗面(写真下)が飾られています!そうです!これが炭治郎の師匠「鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)」の面。

⑾地獄
鬼滅の刃で鬼との戦いの舞台は地獄。漫画の物語も過酷な地獄のような展開が禰豆子→炭治郎と巡って、まさに地獄めぐり(繰り返し)の状態に!これも最初からの構想?

地獄という言葉が鬼滅の刃には何度も使われている。

⑿呼吸(息)+技
さらにこんな動画もありました。口コミで「かまど地獄のお兄さんが線香を使ってまるで鬼滅の刃のごとく『水の呼吸』をやってくれる!」。スタッフが線香に息(呼吸)を吹きかけて行うショーが炭治郎達の使う技『呼吸の技』のようなのです。

⒀最終選別の岩跡
かまど地獄の鬼の前には、炭治郎が最終選別に行くために割った『大岩』のようなしめ縄のある岩の塊があります。

⒁水+火・日(熱)
水(水色)は『水の呼吸』、火は日に繋がる重要な呼吸法=熱。水と火・日(熱)といえば「お湯」→『温泉!!』なのです。かまど地獄にはかまどの鬼の前に「水色の温泉(地獄)」があるのです。

この鬼の像の周りだけで、かまど(竈門)+鬼と鬼と鬼退治と龍と藤の花と水と火・日(熱)と刃(刀)が一ヶ所にあり繋がってます。

⒂ワニ(ワニ先生)
作者、吾峠呼世晴先生の自画像(アバター)は眼鏡をかけたワニ!!

日本で2ヶ所しかないという「ワニ園」の1つ『鬼山地獄』がかまど地獄の目の前に!もう1つは静岡県にあります。
先生は「読者をがっちり噛んで離さない漫画」を描くことを目標にしているらしいが、他にもがっちり噛んで離さないと動物はいると思うのですが、何故か『ワニ』!!!

大分(別府)の人は、進学(大学・短大・専門学校)や就職で福岡県に行く人も非常に多いです。吾峠呼世晴先生の出身地は明確に明かされていません。福岡から出版物を出したので福岡出身ということになっていますが、定かではありません。今のところ、大分(別府)出身という可能性もゼロではないとも思います。

⒃蛇柱 伊黒小芭内の白ヘビ
別府の貴船城には蛇柱 伊黒小芭内と同じ治郎ヘビ(写真下)が祀られている。貴船城といえばかまど地獄も隣の「山地獄」の関連施設。
鬼滅連載開始時には山地獄も同じ地獄めぐりの1つだった(現在は地獄組合から抜けたようです。地獄めぐりに入っていませんでした)

⒄竈門兄弟は6兄弟
竈門兄弟は6兄弟です。何故6兄弟なのか?初期の構想で6人???
長男:炭治郎(たんじろう)、長女:禰豆子(ねづこ)、次男:竹雄(たけお)年齢不明、次女:花子(はなこ)年齢不明、三男:茂(しげる)年齢不明、四男:六太(ろくた)年齢不明
かまど地獄には1~6丁目までの地獄の見所があります。そこから構想したのでは?とも…

⒅極楽(万世極楽教)
かまど地獄には極楽0丁目から3丁目(写真下)というコーナーもあります。

⒆善と恋
2020.4.17追加:
こんなものもかなり前からあったらしい。
我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)は「善の心で良運を」の言葉と大看板の善逸カラーがヒントになったのかも?
※いづれも漫画連載前から存在。

恋は「恋愛成就」。甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)。カンロジ は カンコロモチからもじった??
甘露寺 蜜璃は、生来は黒髪であったが、好物の桜餅をあまりにも大量に食べ続けた為、髪の色が変わった。さらに小説によれば行きつけの茶屋があるらしい。
かまど地獄のかまど茶屋(かんころ餅販売の売店)の横には時期により「池の色の変わる」地獄がある。これは偶然かもしれないがここまでくると絶対ない!とは言えない気がする…

⒇狭霧山は狭霧台
そして漫画の中で炭治郎が修行した山、狭霧山は、かまど地獄と同じく観光情報&サイトなどに良く出てくる狭霧台(湯布院 幻想的な朝霧が立ち込める光景で有名)とも思えます。
その名前と「霧」深いという絶対的な共通点があります。
漫画にあったように炭治郎の住んでいた所から狭霧山に行くには、山をひとつ越えて行かなければならない。別府(竹工芸の盛んな場所)から狭霧台に行くにも鶴見山を越えて行った由布山の麓という感覚。

情報や考察が出てくるほど、かまど地獄を中心に周りで神社や観光場所を探していって構想が出来たと確信するようになってきた。ココを見て物語を創造し、ヒノカミ神楽→カグツチ(火男火売神社)、山かけうどん(明礬うどん)などを組み込んでいったのではないかと思っています。

『鬼滅の刃』の物語の構想がここで生まれたと…。
こう考えると別府の名所や神社などが全てうまく繋がってくる。

かまど地獄(竈地獄)
大分県別府市大字鉄輪621番地
TEL 0977-66-0178FAX 0977-67-3173

かまど地獄公式ホームページ

このブログは、個人の見解による情報です。あしからず…。

今後、また新しい情報や考察が出てきたら、更新、追加、訂正をしていきます。
※画像はネット、SNS上の物を流用させて頂いてます。

 

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